学会の概要>>学会賞>>平成19年度プラズマ・核融合学会賞受賞者

最終更新日:2008.1.18


平成23年度受賞者

平成22年度受賞者

平成21年度受賞者

平成21年度受賞者

平成20年度受賞者

平成19年度受賞者

平成18年度受賞者

平成17年度受賞者

平成16年度受賞者

平成15年度受賞者

平成14年度受賞者

全受賞者一覧

授賞・研究助成表紙へ

学会Web表紙へ

 平成19年度学会賞(第15回論文賞,第12回技術進歩賞,第6回産業技術賞,第12回学術奨励賞(飯吉厚夫特別賞)),第1 回貢献賞に対して,論文賞1件,技術進歩賞4件,学術奨励賞1件,貢献賞1件の応募がありました.選考委員会を組織し, 慎重に審議をし,その推薦に基づいて理事会で,技術進歩賞1件,学術奨励賞1件,貢献賞1件を贈呈することに決定しま した.授賞式は第24回年会にて行いました

 なお,選考委員は論文賞,技術進歩賞,学術奨励賞については,佐藤浩之助(副会長,選考委員長),三間圀興(副会長), 田中和夫(編集委員長),秋山秀典(企画委員長)以上学会理事(職指定).上田良夫(会長推薦),久保伸(会長推薦), 吉田直亮(会長推薦),また貢献賞については,上記の学会理事4名に加えて,山中龍彦(元理事,会長推薦),藤原正巳(元 理事,会長推薦)の各氏です.


第12回技術進歩賞

受賞者:春日井 敦(原子力機構),坂本 慶司(原子力機構),高橋 幸司(原子力機構),梶原 健(原子力機構),池田 幸治(原子力機構),小守 慎司(原子力機構),小林 則幸(原子力機構),假家 強(筑波大),南 龍太郎(筑波大),満仲 義加(東芝電子管デバイス)

技術成果題目:ITER用1MW連続出力ジャイロトロンの開発

選考理由:
本技術開発は,ITER へ向けた建設が開始されたこの時期に,ITER 用ジャイロトロンの開発ミッションを達成したものであり,プラズマ燃焼実験へ向けて大きな弾みをつけるとともに,ITER 計画成功への見通しをつける開発のひとつであるという点で大きな意義がある.さらに工学的な実証のみならず,難発振領域での発振や,非線型発振機構を実験的に見出したことなど,学術的にも高く評価される.以上の理由により,技術進歩賞に値すると判断された.



第12回学術奨励賞(飯吉厚夫特別賞)

受賞者:浦野 創(原子力機構)

対象となる主な成果:Hモードの物理的性質と制御に関する研究

選考理由:
同氏の研究は,トカマク型による核融合炉実現の鍵となるH モードの物理的特性を克明に解析し,その知見から閉じ込めの高性能化とELM制御の指針を示したものである.系統的かつ多面的な実験・解析に基づき,周辺ペデスタル部での圧力限界,コアブラズマ部の熱輸送,ELM 特性およびそれらを関連づける物理モデルを構築した.この成果は,ITER における重点的課題に応える重要な意義を持ち,学術的な価値も高い.以上の理由により,学術奨励賞に値すると判断された.



第1回貢献賞

受賞者:(社)プラズマ・核融合学会 電子化グループ
米田 仁紀(電通大),奥村 晴彦(三重大),富岡 智(北大),山本 孝志(核融合研)

選考理由:
本電子化グループは,学会の多くの活動領域で必要とされるコンピュータを用いた業務の効率化のため,平成12年に創設された.その後,学会のWeb ページのソフトウェア構造設計,また年会や学会主催の研究集会における事務処理のオンライン化など,継続的に学会の事務的,学術的機能の効率化のために貢献してきている.近年においては,英文電子ジャーナル(PFR)の編集作業のオンライン化も当グループによって整備された.他の学会の多くにみられるように,このようなソフトウェアの整備を専門業者に発注するという方針もあり得るが,その場合には経費負担が過大なものになるという基本的な問題が発生すると同時に,学会活動の多様な項目や変化にきめ細かな対処をしきれない場合が多い.それに対して,自前のソフトウェア整備が可能であれば,学会の継続的な発展に応じた機能の改善,実際の運用の中から見つかる細かい機能の改善など,それによってもたらされる有利点ははかりしれない.このように電子化グループによる活動が,学会の基本的な機能の改善において果たした貢献は非常に大きなものがあり,貢献賞に値すると判断された.




(C)Copyright 2008 The Japan Society of Plasma Science and Nuclear Fusion Research.
Any reproduction,republication or copy of artworks on this site without prior permission is strictly prohibited.