学会の概要>>学会賞>>平成15年度プラズマ・核融合学会賞受賞者

最終更新日:2005.11.17


平成23年度受賞者

平成22年度受賞者

平成21年度受賞者

平成21年度受賞者

平成20年度受賞者

平成19年度受賞者

平成18年度受賞者

平成17年度受賞者

平成16年度受賞者

平成15年度受賞者

平成14年度受賞者

全受賞者一覧

授賞・研究助成表紙へ

学会Web表紙へ

第11回論文賞

受賞者:
 小野 靖 氏(東京大学高温プラズマ研究センター)
 井 通暁 氏(大阪大学大学院工学研究科),
 桂井 誠 氏(東京大学大学院新領域創世科学研究科)


論文名:プラズマ合体を用いた磁気リコネクション室内実験

 プラズマ・核融合学会誌 Vol.75 No.4,p.467(1999)

選考理由:

 本論文は,これまで理論と観測に限られていた磁力線再結合現象を,トーラスプラズマを2個軸対称合体させて閉じた電流シートを生成する方法で,境界条件に問題のない磁力線再結合の室内実験に初めて成功し,イオン運動に起因する磁力線の再結合の高速化や縦磁場による抑制,イオンの異常加熱等のエネルギー変換や電流シート放出の物理機構を明らかにすると共に,磁化プラズマの合体によるFRCプラズマの生成やトーラスプラズマの急速加熱のような核融合への応用の可能性をも示している。その成果は国際的に高い評価を受けると共に新しいプラズマ実験の創生に寄与するものである。

 以上の理由により論文賞を授与することが妥当と判断された。


第11回論文賞

受賞者:矢部 孝 氏(東京工業大学大学院理工学研究科)

論文名:Proposal and Demonstration of Laser-Driven Micro-Airplane

 プラズマ・核融合学会誌 Vol.77 No.12,p.1177(2001)

選考理由:

 本論文は,レーザーアブレーションによる飛翔体推進において,金属等のアブレーション面をレーザー光に対して透明な物質で覆う新しい方式を提案,紙飛行機で実験し,従来の気体や固体などをプラズマ化する方法に比べて,数千倍高い推進効率を実現することを提案している。また,水は連続供給可能なことから繰り返し推力付与へも応用が容易で,この方法の実用化へのメリットも主張している。これら提案・実験により示されたアイデアおよび成果は新しい飛翔体推進法として注目されるものであり,世界的にも関心がもたれている。

 以上の理由により,論文賞を授与することが妥当であると判断された。


第8回技術進歩賞

該当者なし


第2回産業技術賞

該当者なし


第8回学術奨励賞(飯吉厚夫特別賞)

該当者なし


(C)Copyright 2005 The Japan Society of Plasma Science and Nuclear Fusion Research.
Any reproduction,republication or copy of artworks on this site without prior permission is strictly prohibited.