未来の女性研究者らへのメッセージ(2)
加藤隆子(核融合科学研究所名誉教授)
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・飯吉厚夫、村岡克紀:ビッグプロジェクト その成功と失敗(新潮新書)[新潮社、2008年]
・戸塚洋二:戸塚教授の『科学入門』 [講談社、2008年]
・核融合エネルギーフォーラム、松岡啓介、岡野邦彦、小川雄一:SUPERサイエンス 人類の未来を変える核融合エネルギー(シーアンドアール研究所、2016年) Amazon では販売されていました(2020年9月現在)
・Newton 核融合への夢 Kindle版 (ニュートンプレス、2015年) 科学雑誌『Newton』2015年1月号に掲載された特集記事の電子版で、現在も購入できます(2020年9月現在).
・水素社会の到来 核融合への夢 (ニュートンムック Newton別冊)(ニュートンプレス、2015年)
・R.G. Sharma:Superconductivity Basics and Application to Magnets (Springer, 2015) 超伝導関係の本です
・John Wesson:Tokamak (Oxford Univ Press, 2011)
タイトルは「トカマク」ですが、広く磁場核融合に関する基礎を学ぶことができます。各項目が数ページになっているので、読みやすいです(N.A.)。
フランスで建設中のITER装置では、プラズマが入る真空容器セクターの段階的な組み立てが進められています。1000トンを超える重量物をミリ単位で設置させるというすごい技術です。吊り上げられている部品には、日本のメーカーが製作した部分も含まれています
おもちゃのようですが、燃料である重水素(D、ピンク)、三重水素(T、ブルー)イオン(電気的にプラスの特性を持つ)の物理としての要点は押さえています。1:17で互いにぶつけますが、くっつきません。ナゼでしょう? 日本語訳は残念ながらありませんが、見ていて楽しいですね。[約2分]
よく見ると、0:10頃に青い服装の作業員がいます。この作業員と比べてITER装置の大きさを実感してください。この動画はCADを元に作られていますが、実際に作成した部品の組み立て作業でも、同様の3次元CADを使って組み立て手順の検討を行います。[約7分]
Piero Martin教授(イタリア・パドヴァ大学、ガリレオ・ガリレイで有名な大学です)による、磁場を使ってプラズマを閉じ込める原理の説明です。イタリア語?英語?は気にしないでください。プラズマ中のイオンや電子は磁力線(磁石の力)に沿って動きます。 次の質問に答えることが出来れば、あなたの理解力はOKです。1)Martin教授はどの形が良いと説明しましたか?、2)Martin教授はこの後何をするのですか? (答え:1)ドーナツ型、2)ドーナツ型の浮き輪を持って泳ぎに行く)[6分半]
今ではどこにでもある「電気」ですが、この映画は1880年代アメリカの電力供給に関する話です。エジソンが発明した実用的な電球(フィラメントに竹が使われていました)は、その後東芝で改良されました。ランプは現在でも必要不可欠なもので、蛍光灯(プラズマが使われています)、LEDと変遷しています。