事前アンケート

39.　長期にわたる人材育成を進めていくためには何が必要だと思いますか。

若手研究者に特化した研究資金の配分

35

若手研究者を研究の最前線に立たせる研究制度

78

常勤ポストの増設

124

ポスドク等の若手のポジションの増設

61

大学での機動性ある装置の増設

64

大型装置での研究機会の創出

64

大学・大学院教育の強化

53

小中高校生への広報活動の強化（理科の教科書への掲載）

59

各種メディアを利用した一般社会への宣伝

67

その他

19

• 核融合分野への企業の参入促進
• 研究成果に応じた給与体系の配分など核融合研究者の待遇を他分野より良くする．また，そのことを公表する．
• 思い切った構造改革！近い将来，本当に必要な人材は，どのような知識・スキルを持った人材なのか？核融合発電が実際に始まった場合に炉心研究者はこれまでと同様の規模で必要なのか？
• 博士課程進学後の待遇（ポスドク問題，賃金の問題）が悪いため，理系の優秀な学生が博士課程に残らない。インターネットの影響で，このような実態は高校生（特に学業優秀な）にも浸透し始めている。そのためか，最近では優秀な学生は医学部に進学する傾向が非常に高くなっている
• 地方大学に核融合研究者のポストを確保し，大型研究に参加すること。
• 物理研究としての核融合研究の重要性や楽しさを前面に押し出す
• 若手を優遇する必要はない。主要ポスト選考の透明化と十分な競争環境。
• 核融合を大学で学んでも外の世界にでると，核融合では職がない。そんな分野には学生は行かない。
• ベテラン・中堅研究者に時間的余裕がないこと，および若手を喚起するだけの理念がないことが問題。
• 質の高い教科書の作成
• 若者にとって魅力的な分野となるためには，「世界に羽ばたける」「人類・世界に貢献できる」という実感がある研究・大学院生活が重要と考える。そのためには，短期から1年程度の期間にわたり，学生・PDに対して外国の機関も含めた活発な人的交流を促進する受け入れ制度が重要と考える。
• 具体的な研究開発計画とその確実な実施
• 広く物理学を学んだ研究者の育成が特に重要。
• 中堅研究者への研究基盤確保，若年層に向けての施策は多方面で行われているが，４，５０代の現実の研究を担う世代への施策が全く行われていない。若手はその姿に将来の自分を重ねてみている。将来に夢がなければ，適当な時期に他分野の研究（豊富な資金がある分野）に移っていってしまう。核融合研究に必要なのは，若い研究者のイノベーションではなく，長期に渡って世代をつなぐ研究活動システムを構築することである。安易な若手優遇策ばかりでは先細りになる。
• 博士課程進学後の待遇（ポスドク問題，賃金の問題）が悪いため，理系の優秀な学生が博士課程に進学しなくなったし，教員の立場からしても進学を促せない。インターネットの影響で，このような実態は高校生（特に学業優秀な）にも浸透し始めている。そのためか，最近では優秀な学生は医学部に進学する傾向が非常に高くなっている。安心して博士課程に進学できる環境が必要。特に，核融合分野で博士課程に進学すると「得」になる体制を作り，それを宣伝する。
• 一貫性のない政策と一極集中的な研究体制（核融合方式）からの脱却
• 企業での技術の継承
• 社会学的な考察。上記はすべて近視眼的対症療法ないしは大学人の我田引水発想の嫌いがある。有効なものもあるであろうが，わが国と国際社会の５０年スケールの動向を考えて出てきたものではない。技術は，実施する産業界，使用し便益をこうむる社会があって初めて成立するもの。人材はその中のひとつの局面に過ぎない。
• 若手研究者の給与を含む待遇改善
• 若手研究者を研究の最前線に立たせる研究制度の一つとして，JT-60あるいはLHDを用いた若手研究者のテーマ応募コンペを開催して，一位のテーマには実験期間を与えては？
• 研究資金の配分は必要であると考えられるが，若手に限る必要はない。ある程度経験を積んだ若手が対象となるのならば良いが，バックグラウンド次第になってしまう若手の競争は逆に育成に役立たないのではないかと考えられる。
• 実験の低予算化
• 核融合研究自体の強固な基盤確立（継続的な資金確保など）
• トカマク物理が物理としておもしろい事を示せるか。でないと，優秀な人材は集まらない。お金をかけても人材は集まらない。
• 選べばいろいろありますが，決定版は常勤の採用ポストがあることです。それ以外は補足でしかありません。