▼ご挨拶
核融合エネルギーの実現に向けたITER計画は、現在、建設工程の7割を超え、2025年に実験を開始すべく参加全極が最大の努力を続けています。並行して、大型ヘリカル装置LHDの重水素実験は当初の目的を順調に達成しつつあり、第2期に入った幅広いアプローチ活動では発電実証のための原型炉の設計・開発が精力的に進められています。また、慣性核融合においては、米国で核燃焼が達成される共に、我国のGEKKO-XII/LFEXレーザーでも高速点火の実現に向けた研究が着実に進展しています。これら大型プロジェクトの成功には、それを支える国内産業基盤の構築が不可欠です。さらに、国が牽引するプロジェクトのみならず、民間においても核融合発電をめざすスタートアップ企業が数多く創業されています。
本講演会は、核融合発電に向けて加速する研究開発の成果を広く発信し、核融合エネルギーの研究開発に対する社会の理解と信頼を得ると共に、多様な学協会や産業界の皆様と広範な議論を展開する貴重な機会となっています。今回は特に、産業界との連携を強化することをめざします。活気ある討論を展開したく、多くの方々のご参加をお願い申し上げます。
組織委員長 波多野雄治(日本原子力学会・核融合工学部会長)
▼運営組織
本連合講演会は、主催団体である一般社団法人日本原子力学会と一般社団法人プラズマ・核融合学会との責任のもと、組織委員会を構成して運営します。第14回の運営は、日本原子力学会が担当し、プラズマ・核融合学会が協力して実行にあたるものとし、下記の運営組織を設けます。
組織委員会
委 員 長:波多野 雄治(富山大)
副委員長:横峯 健彦(京大)、竹入 康彦 (NIFS)
委 員:井上多加志(QST)、稲垣 滋(京大)、大野哲靖(名大)、長壁正樹(NIFS)、小西哲之(京大)、笠田竜太(東北大)、坂本瑞樹(筑波大)、林 巧(QST)、早川敦郎(東芝エネルギーシステムズ)、山田弘司(東大)
プログラム委員会兼実行委員会
委 員 長:笠田 竜太(東北大)
副委員長:近藤 正聡(東工大)、上田 良夫(阪大)
委 員:浅井朋彦(日大)、片山一成(九大)、小林和容(QST)、坂本宜照(QST)、 坂本隆一(NIFS)、田中照也(NIFS)、近田拓未(静岡大)、長坂琢也(NIFS)、長﨑百伸(京大)、野上修平(東北大)、野澤貴史(量研)、藤岡慎介(阪大)
財務委員会
委 員 長:早川 敦郎(東芝エネルギーシステムズ)
委 員:小林 真(NIFS)、仙波智行(日立)、中村博文(QST)、原 正憲(富山大)