事前アンケート
9.「ITER研究計画参画方法の合意形成へ向けた提言」
(図子秀樹)
知的財産の観点から研究内容のITERおよびBAと国内研究との切り分けについてお考えを伺いたいと思います。
研究者派遣については現状で考えられるモデルケース(大学からの場合等)を挙げて議論するのはいかがでしょうか。
うわべだけの多くの参加者に特段の配慮は不要(情報の開示は必要)
誰が音頭を取って,どういった形で情報を公開していくのか,よくわかりません。新たにITER関係のHPなどを作って,そこに情報を集約してはいかがでしょうか。
ITERでのプラズマ実験に先立ち,ITER建設自体が民間にとってはむしろITER参加の主要な形態となる。原型炉以降を国内で建設するには,国内民間企業のITER建設への参加を容易にする体制が必要となる。このことは日本がITER建設で調達を担当する機器だけなく,調達を担当しないが,主要かつ安全上重要な真空容器などの機器についてもいえる。日本として原型炉以降に必要な設計製造技術がなにかを明らかにし,それをITER建設を通じていかに民間の技術として蓄積するかについて,ちゃんと議論する機会はITER計画が現実化する今を置いて他にない。このような視点からの講演もあることを期待いたします。
核融合フォーラム物理クラスターでも提言をまとめているので,それを参考にしてほしい。
現状,特になし。
参加とは逆の流れ,ITERからの課題の流れをどう円滑になすか。
大学などにおける核融合教育について見直す必要があるだろうか?その辺のことについても参画方法に関連してまず“身内”で話しあう必要があるかもしれない。
核融合研究は常に INOVATIVE CONCEPT に道をひらいておくべきで,間違っても ITER に過大投資すべきでない。
すでに国際的にはITER事業は始まっており,担当職員の人選も進められていることと思う。その際の人選の基準とは何か,各極での人数分担数の割り当てあるいは確保数はどうなっているのか。提言といった漠然とした内容ではなく,戦略としてどうあるべきか,またその人数をどのように確保していくかと言ったスケジュールを提案し,議論して頂きたい。
産学官連携の適正化を良く議論してください
ITERに関しては多くの人にとって夢のある計画である必要があるが,現状では一部の研究者のおもちゃのようにしか理解できない。これまでの原子力政策と同じやり方では国民には受け入れられないと考える。
10年,20年後に働いている人の意見が反映されたものにして欲しい
情報開示が他極に比べて見劣りする。もっと早く正確な情報発信が必要
ITER実験長期参加者の帰国後の国内ポストの確保が必要ではないか?
ITER計画の日本国内での開発課題,取り組み状況,スケジュール,進捗状況など,ホームページで確認できると良いと思います。
若手研究員が積極的に,長期間参加できる体制にして欲しい。
ITERに関しては,各極からの人員の派遣人数,期間等を制限することにより,より多くの人が参加できる可能性を作り出していると考えますが,BAにおいても,多くの人が参加できる体制を作る必要があるのでは?
大学等からサバティカルを使って参加する際の予算措置,参加期間を含む問題点の検討
ITER参加後の身分がある程度見える形で参加できるシステムにしていただきたい。
日本は日本としての技術を取得すべきである
ポスドク等の若手研究者がITERに参画できる枠組みを整備して欲しい
参加者の身分やその保証,居住環境など
ITER機構のなかに研究者の交替要員を確保し,大学等の研究者がITERに長期参加した場合に,交替要員が大学での教育,研究等の代行をするシステムを確立し,参加しやすい環境を整備する。
これまでの日本におけるITER活動では,実態として旧原研の活動となっていてNational wideな活動とは言い難かった。これは国公立大学の教官の制度的制限が大きかったようであるが,今後はこの点を大幅に改革しなければならない。
日本におけるITERのシミュレーションセンターなどへの参画方法が全く周知されていないので,それについて語って欲しい.
他分野の様に,システム保守構築,ユーザ支援などを担当する研究者は,物理研究に専ら従事する研究者よりも人事処遇等で優遇すべきである.
できるだけ大学を含めたおおくの人がまだソフトな段階から参画できるようにしてほしい.
全日本での提言を願う
講演要旨で主張されていることは,最もだと思います。
Lastupdate is 2007.3.16
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