ちょとひといき...


石崎龍一さん(核融合科学研究所)作成されたゲームです.
JAVAで作成されているのでみなさんのマシンから簡単に体験していただけます.

1.宇宙船を月の周回軌道に投入せよ!


真ん中の青い円が地球で,その周りを回っている黄色い円が月です。そして地球上の白い三角がロケットです。このロケットを月に向かって打ち上げ,月の周回軌道に乗せるのが目的です。そのために,発射速度と角度を調整して,絶妙のタイミングで打ち上げます。最初のうちは,月に激突したり,地球に墜落したりしますが,うまく打ち上げると,月の周りを何十周もすることができ,高得点が得られます。10万点だったか100万点だったか高得点を出すと,次のステージに移行します。全部で3ステージあります。

[解 説]

 地球と月だけの場合,重力に伴う軌道は数学的に解くことができます。ところがこれに人工衛星が加わって3個の間の重力に伴う軌道となりますと3体問題と言って,計算機を使って数値的に求めるしかありません。また,ほんの少し初期条件が違うことによって結果が大きく変わることがこのゲームでおわかりかと思います。これをカオス(混沌状態)的と言います。
 プラズマ中の粒子の場合は重力の代わりに電気力と磁力が働きます。そして粒子の数が無数と言って良いほど多い場合を取り扱います。そこで何が起こるかは実に予測しがたく,研究者にとってまだまだわからないところだらけです。
 

2.ボールを下に落さず高得点をゲット


コンセプトは1.とよく似てます。中心にすり鉢状に穴があいている板があります。それを上から見下ろした平面図が上の赤い四角,側面図が下の赤い図です。黄色いボールをすり鉢に向かって発射すると穴から落ちてしまいますが,速度と角度をうまく調整すると,すり鉢の中を回転します。この回転数によりスコアを競います。うまくすると,全く落ちることなく回転さ
せ続けることができます。
 



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