★第8回(2024年 第41回年会 inタワーホール船堀)受賞作品★
応募いただいた作品21点の中から、皆様の投票によって,優秀賞(金・銀・銅各1点)+審査員特別賞(2点)を決定し,11月20日の年会クロージングで発表しました
★最優秀賞 金賞
「小1の娘が夏休みの工作で作った万華鏡で東北大学DT-ALPHA装置のHeプラズマをのぞいてみた」
大石 鉄太郎さん(東北大学)
「まんげきょうのつつにいれる、かがみのかずやかたちをかえると、どんなもようができるだろうとおもって、こうさくでつくりました」プラズマだけでなく、円形のポートフランジも綺麗な模様になってくれました。
★優秀賞 銀賞
「The Aurora!!」
関根 杏さん(日本大学)
カナダに留学中、大規模な太陽フレアが発生し、オーロラを観測することができました。滞在先のキングストンでオーロラが見られるのは十数年に一度とされており、この壮大な自然現象を体験できたことは忘れられない思い出となりました。
★優秀賞 銅賞
「磁化プラズモイドの超音速合体装置」
小林大地さん(日本大学)
2機の磁化同軸プラズマガンを用いて,スフェロマック様の磁化プラズモイドを超音速で衝突・合体させる装置です。衝撃波を伴う磁気リコネクション過程の観測や磁場反転配位(FRC)の生成を目指して開発しました。
★審査員特別賞〜輝く!チーバくん大賞〜
「プラズマリング (Ar)」
桑原大介さん(中部大学)
数百Pa位のガスで誘導結合プラズマが点けられると聞き、プラズマボールだった装置に高周波アンテナ巻いてやってみました。ふわふわと浮くプラズマのリング、この写真以降再現しません…
★審査員特別賞〜地質年代チバニアン賞〜
「近い将来のゲームチェンジャーである液体水素に浸かる高温超伝導線材REBCO ~炉心プラズマから超伝導冷媒まで:みんな大好きハイドロジェン~」
成嶋 吉朗さん(核融合科学研究所)
核融合炉のマグネットへの採用を視野に、研究が世界的に進められている中で、液体水素温度での高温超伝導線の特性評価は重要な課題です。核融合科学研究所では、将来的に液体水素を用いた高温超伝導研究を推進する計画があり、その準備段階として小型の実験装置による予備試験を実施しています。写真は、20Kの液体水素中に設置された幅4 mm、厚さ0.1 mmのREBCO線材の様子です。美しい泡が見えるのは、熱侵入による水素ガスの気泡によるものです。炉心プラズマ燃料から超伝導の冷媒まで、水素は核融合とは切っても切れない縁で結ばれています。
第8回 プラズマ フォトイラストコンテスト
★応募締切は 2024年11月16日(土)の13時まで★
プラズマ・核融合に関する写真やイラストを募集します。画像フォーマットであり他者の著作権を侵害しているものでなければ、作品に制限はなく、着色など加工も自由です。
応募いただいたなかから,皆様の投票によって,優秀賞3点(うち最優秀1点)+審査員特別賞を決定し,年会クロージングで発表します。また,優秀な作品について,プラズマ・核融合学会で作成するPlasmaポスターカレンダーに掲載いたします。奮ってご応募ください。
審査はプラズマ・核融合学会の会員による投票で行います。見た目のインパクト(美しさ、アイディアなど)、科学的探究心をそそられるか(どのように撮影されたか、どんな画像が基になっているか。など)プラズマ・核融合学との関連性を評価基準と致します。
【応募方法】以下のものをこちらのフォームからご登録ください
(フォームから送信できない場合には事務局まで添付ファイルでお送りください)
・会員番号
・氏 名
・連絡可能な電話番号
・応募作品(JPG, PDFなど形式自由) サイズは10MBまで
・縦横比16:9を推奨します。また、カレンダー掲載の際、トリミングや色調整を行う可能性があることをご了解ください。
・タイトル
・80-100文字程度の説明文
★第7回(2023年 第40回年会 in盛岡)受賞作品★
応募いただいた作品28点の中から、皆様の投票によって,優秀賞(金・銀・銅各1点)+審査員特別賞(1点)+編集委員長特別賞(1点)+第40回年会特別賞(1点)を決定し,11月30日の年会クロージングで発表しました
★最優秀賞 金賞
「超伝導コイルによる強磁場を印加したプラズマ推進機」
杵淵紀世志さん(名古屋大学)
超伝導コイルによる強磁場を印加した宇宙用プラズマ推進機の実験の様子です.最高磁束密度1.1Tを達成しており,写真は0.8Tでの様子です.磁力線に沿った上下の円弧状の発光と,中心軸上のカソードからの発光が確認できます.極低温の超伝導コイルと高温のプラズマ源をコンパクトに統合しつつ,推進機の高性能化を実現しました.
★優秀賞 銀賞
「生成AIと考える核融合エネルギーと社会の未来」
松村麟太郎さん(京都大学)
画像生成AIに「トカマク/脱炭素/未来のエネルギー」等のワードを与えて核融合の認知を一般市民に広げるイラストを作成した。学習データが私たちのテキストや画像ならば、ある意味これが一般イメージなのかも?
★優秀賞 銅賞
「多相交流アーク放電による熱プラズマ生成」
一二碧利さん、田中学さん,渡辺隆行さん(九州大学)
大気圧下で発生している多相交流アーク放電による熱プラズマの写真.6本のタングステン電極から1万度超のアーク放電が生じている様子が観察されている.右上の挿入画像はチャンバー全体の画像である.
★審査員特別賞
「水素をとおせんぼする虹色ベルト」
向井啓祐さん(核融合科学研究所)
核融合ブランケットの候補材である低放射化フェライト・マルテンサイト鋼の表面で2重の膜が観察されました. 電子後方散乱回折法でサンプルの結晶方位を調べたものです. 上の膜(虹色・四角)とその下のアモルファスな膜(黒色)は水素ガスが材料をすり抜けるのを邪魔する働きもするようです.
★編集委員長特別賞
「降着円盤における磁場の微細構造」
川面洋平さん(東北大)
富岳を用いた超高解像度な磁気回転乱流シミュレーションによって得られた方位角方向磁場の空間分布。横方向が降着円盤の同径方向、縦方向が鉛直方向、紙面垂直方向が方位角方向になっている。
★第40回年会特別賞
「昇温脱離実験におけるタングステンの高温加熱」
奥村真郷さん(静岡大学)
核融合炉におけるプラズマ対向材候補であるタングステンの試料をホルダー中央に設置し、試料下部にあるセラミックヒーターにより約1200 Kまで加熱している様子。暗い真空チャンバー内とは対照的に、加熱部は非常に明るく発光している。
★第6回(2022年 第39回年会 in富山)受賞作品★
すてきな作品12点の中から、皆様の投票によって,優秀賞(金・銀・銅各1点)+審査員特別賞(1点)を決定し,11月25日の年会クロージングで発表しました
★最優秀作品
「超伝導ミラー型装置 Pilot GAMMA PDX-SC ファーストプラズマ!」
江角直道さん、筑波大学プラズマ研究センター構成員一同
筑波大学プラズマ研究センターでは、核融合原型炉開発に向けた定常高密度プラズマ生成を目指して建設を進めてきた新たな超伝導ミラー型装置 Pilot GAMMA PDX-SC において、2022年10月にファーストプラズマの生成に成功しました。写真は、カスケードアーク放電によって生成された定常高密度水素プラズマが差動排気チャンバーを抜け、超伝導コイルスロート部へ流入していく様子を撮影したものです。スロート部を通過したプラズマに対し、単純ミラー配位によるプラズマの閉じ込め領域を利用した加熱によりプラズマ温度の上昇をはかり、原型炉ダイバータ模擬に向けた先導的研究を展開します。
★銀賞
「アルゴン+メタン雰囲気におけるロングDCアークの高速度スナップショット」
赤松宏一さん、藤井皓一朗さん、竹本裕貴さん、田中 学さん、渡辺隆行さん(九州大学)
230 mmと通常の直流アークよりも一桁以上長い電極間距離を持つロングDCアークの放電の様子を表している.メタンをプラズマ中に添加することで激しくアークが揺れている様子が観察される.
★銅賞
「球状トカマク QUEST での CHI プラズマ」
黒田賢剛さん(九州大学)
高電圧印加により容器下部のリング電極で生成したプラズマが磁力線に沿って流動しながら容器内部へと噴出されている様子が示されている。CHIは電極から直接的に電流値を入射させる電流駆動方式で、数msの短パルス放電ではあるが磁場と電流の相互作用により劇的な変化を生じさせ、大電流の立ち上げ、及びその閉じ込めを可能にする。
★審査員特別賞
「3次元MHDシミュレーションによる衝突前後のFRCプラズマ」
日本大学理工学部・プラズマ理工学研究室
一番上が衝突前の初期プラズマで,下二つは,それぞれ異なる初期擾乱を与え衝突させた後の様子。中央は,トロイダルモード数n < 8の初期擾乱を与えた場合で,一番下はn=1のみを与えたもの。
★第5回(2021年 第38回年会 オンライン)受賞作品★
すてきな作品13点が集まりました。この中から、皆様の投票によって,優秀賞(金・銀・銅各1点)+審査員特別賞(1点)を決定し,本日の年会クロージングで発表しました
★最優秀作品
「乱舞する磁力線」 河村 学思さん(核融合科学研究所))
手のひらほどの領域で,LHDの開いた磁力線の構造を接続長(壁から壁までの磁力線の長さ)で可視化しました.数十mから数kmの磁力線が秩序を持ちつつ入り乱れています.その構造がプラズマにどう影響するのか,どのような構造を作るのが望ましいのか,疑問は尽きません.
★銀賞
「プラズマミュージックプレイヤー」柳 凌太郎さん(日本大学)
テスラコイルによる大気圧下での放電を捉えた1枚です。印加電圧の周波数をインバータでコントロールすることで音程を変え,プラズマで音楽を奏でるテスラコイルをつくりました。
★銅賞
「超伝導コイルにより生成された1.5T定常磁場に入射する高密度プラズマ」
江角直道さん、近藤綾音さん、瀬戸拓実さん(筑波大学プラズマ研究センター)
筑波大学プラズマ研究センターで建設中の新装置 Pilot GAMMA PDX-SC 用に設置されている超伝導コイルで生成された磁場へのプラズマ入射実験の際に撮影したものです。左から、水素、アルゴン(低ガス圧、高ガス圧)のプラズマです。詳細は、PD講演 38PD-02 でもご紹介しています。
★審査員特別賞
「小さな装置の中の無数の雷 松浦寛人さん(大阪府立大学)
大気圧プラズマジェット装置の内部を拡大すると、針電極の一部から無数のストリーマーが発生する様子が見て取れます。肉眼では捉えられない一瞬が、光の龍の集まりのCGのように見えます。
★第4回(2020年 第37回年会 オンライン(ホスト:愛媛大)受賞作品★
すてきな作品17点が集まりました。この中から、皆様の投票によって,優秀賞3点(うち最優秀1点)+審査員特別賞を決定し,クロージングで発表しました。また,2021年度版プラズマポスターカレンダーにこれらの写真を掲載しました。
★最優秀作品
「多相交流アーク放電を用いた熱プラズマ発生」田中学さん,渡辺隆行さん(九州大),松浦次雄さん(タソーアーク(株)), 上田紹央さん(福伸工業(株)),東崎英樹さん(タマダ(株))
大気圧下での12相交流アーク放電を用いて,安定な熱プラズマを発生している. バンドパスフィルターを用いてAr原子の線スペクトル(794 nm)を観察した高速度画 像からは,瞬間瞬間の放電の様子が可視化されている.
★優秀作品
「直交磁場中に入射された磁化プラズモイド」関 太一さん(日本大学)
核融合炉心への燃料粒子供給のため開発されたプラズモイド入射装置です。大 型の石英製真空容器には,トロイダル磁場を模擬するためのコイルが設置され, 入射軸と直交する磁場中でのプラズモイドの振る舞いが観測できます。
★優秀作品
「FAST ION AND FIDA SIMULATION IN LHD PLASMA」鈴木航介さん京都大学)
LHD内部を運動する高速イオンと荷電交換反応により中性化して外に飛び出す粒 子をシミュレーションした様子です. GNETコードとFIDASIMコードによって計算され ており, FIDA信号の生起過程をモデリングしています.
★審査員特別賞
「ターゲット内側まで放電領域をもつ マグネトロンカソード」本村大成さん(産総研)
鉛直方向から撮影した磁気ミラー型マグネトロンカソードの放電の様子.一般的な カソードでは放電中心部分に円形の非放電領域が形成されドーナツ型の放電領 域となるが,写真では穴の極めて小さなドーナツ型放電となっている.
★第3回(2019年 第36回年会 at 中部大学春日井キャンパス)受賞作品
★最優秀作品
No.22「大気圧窒素プラズマジェット」西山修輔 さん・白井直機さん・ 佐々木浩一 さん(北大)
酸素をわずかに添加すると様々な色で美しく光ります。着色していない天然の光です。
★第3回 優秀作品
No.7 「28GHz高周波で生成した球状トカマクの発光」出射 浩さん(九大)
球状トカマクQUESTにおいて生成されたプラズマです.九州大学・筑波大学・核融合科学研究所で共同開発されたジャイロトロンを利用し、28GHz高周波による電子サイクロトロン波を用いたプラズマ立ち上げで、トカマク配位を形成しています。
★第3回 優秀作品
No.17「高周波ネオンプラズマ」桑原大介さん(中部大)
永久磁石(左端)による発散磁場下で生成した高周波ネオンプラズマ。ネオンガスは磁場下流のセラミック管(図中央)から供給しているため、上流に設置した高周波アンテナから離れた下流でも高い密度が得られる。
★第3回 審査員特別賞
No.1「大気圧空気中プラズマのヘキサゴン・ラビリンスパターン形成」
藤田紗矢さん,中島慶子さん,迫田寛南さん,中西杏菜さん(岡山県立倉敷天城高校),
藤田 学さん(岡山県立玉野高校),菊池祐介さん(兵庫県立大学)
大気圧空気中で誘電体バリア放電プラズマを発生させ,発光パターン形成を観察した。電極間の発光の2次元分布を観察するため,水道水を透明電極とした。発光点の位置は電極間に印加する電圧の周波数が高い時に六角形を形成し(写真左),周波数が低い時に迷路状の構造を示した(写真右)。なお,本実験は高校生シンポジウムに向けた事前プラズマ実習として行われ,簡易的な装置を用いて,プラズマの自己組織化現象を体験していただいた。
★第2回(2018年 第35回年会 大阪大学)最優秀作品
光のパレット:島袋 祐次さん(同志社大)
独自に開発したマイクロ波プラズマ源による9種類のガスに対する放電の様子を示した.様々なガスより生成された電気的中性粒子と生体分子との反応に基づく次世代の疫病超早期発見技術を開発している
★第1回(2017年 PLASMA2017 新潟)最優秀作品
水面上に形成されるプラズマの幾何学模様:白井直機さん(北海道大学)
液体を陽極として直流駆動の大気圧グロー放電を生成するとある条件下で、水面上のプラズマの発光が様々な模様を形成します。大気圧直流駆動で形成できるので、とても簡単に模様を作るこ
とができます。動作条件(ガス、電流、電極管理距離)によって様々な美しい表情をみることができます。
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