プラズマ・核融合学会 専門委員会

プラズマ応用粒子加速器専門委員会

◆◆◆Last update is 2005.3.9◆◆◆


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目的・内容

プラズマ応用粒子加速器は,レーザー加速器とも呼ばれ,レーザーのポンデロモーティブ力により相対論プラズマ波を励起し,数100GV/mに及ぶ超高電場を進行波加速場とするもので,数100MeV電子,数10MeVイオンがえられ,超小型粒子加速器が可能になることが実証された段階にある。加速器としてだけでなく,超高強度電磁場とプラズマ・物質・素粒子との相互作用の作り出す,未知の領域が開かれつつある。

 本委員会は作業グループを組織して,これまで個別に開かれていた研究会合(ワークショップ,研究会,学会)の一部を合同で開催し, 原理実証の成果を基に,先進プラズマ加速器の実用化開発体制のコアとする。プラズマ加速長の長尺化,モノエネルギー電子ビームの発生機構の解明と実用化,重イオンビームの加速とモノエネルギー化,高繰り返し超高強度レーザーの安定化などが当面の課題である。

 また,超高強度レーザーとプラズマの生み出す,相対論的非線形相互作用の解明を有機的に推進させるための基盤を整備する。

 プラズマ基礎のほか,原子力,加速器,量子エレクトロニクス,医療工学の研究分野にまたがる専門分野の委員で構成する。

予想される効果

ワークショップ形式を充実させ 討論を行ない,成果と課題を分野をまたがって共有することで,研究全体(内容・人数)の基盤強化が期待できる。討論とまとめの作業を通じて, プラズマ加速器の実用化のための具体的課題が明らかになる。

日米共同事業の体制が確立し,海外交渉交流が円滑となる。

先進加速器開発という多分野にまたがる開発領域での,分野間の障壁が低くなり,プラズマ基礎科学分野の研究者の活躍範囲が広がる。


参加メンバー

 

代表者:北川米喜(阪大)

    

幹 事:小方 厚(広島大)

    小山和義 (産総研)

委 員:
上坂 充(東大原子力)
細貝知直(東大原子力)
三浦永祐(産総研)
湯上 登(宇都宮大院工)
川田重夫(宇都宮大院工)
東口武史(宮崎大工)
菅谷礼爾(愛媛大院)
宮本修治(姫路工大高度産業)
前原常弘(愛媛大院)    
大道博行(原研関西研光量子)
森 道昭(原研関西研光量子)
中島一久(高エネ研・総研大)
西田 靖(宇都宮大理事)

神門正城(原研関西研光量子)
根本幸七(電中研)
堀岡一彦(東工大総理工)
児玉了祐(阪大レーザー研)
近藤公伯(阪大院工)
阪部周二(京大化研先端ビーム)
野田 章(京大化研先端ビーム)
田島俊樹(原研関西研)
広瀬立成(早稲田大)
浦川順治(高エネ研究)
三間圀興(阪大レーザー研)

連絡先




Last Update is 2005.3.9


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