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最終更新日:2010.6.18

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プラズマ・核融合学会学会賞

諫山明彦氏(原研)が平成17年度科学技術分野の若手科学者賞を受賞されました

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平成17年度科学技術分野の若手科学者賞*(科学技術分野の文部科学大臣表彰)を諫山明彦氏(原研)が受賞されました



業績名:「トカマクにおける新古典テアリング不安定性の制御の研究」

受賞者:諫山 明彦氏(日本原子力研究所那珂研究所研究員)

業 績

経済性の高い核融合炉を実現するためにはベータ値(=プラズマ圧力/(磁場)2)の高いプラズマを安定に保持する必要がある。しかし,ベータ値の高いプラズマでは,新古典テアリング不安定性(NTM)が発生しベータ値の低下を引き起こす問題があった。 氏は,NTMの物理機構の解明およびその制御手法の確立を目指し,高時間・高空間分解の電子温度分布測定装置を開発した。この装置を用い,NTMの発生位置を実時間で検出・追跡し,その場所に高周波を入射するフィードバックシステムを世界で初めて開発することにより,不安定性を消滅させベータ値を向上させることに成功し,さらに,NTMの発生要因が圧力分布や電流分布の相互関係に依存することを明らかにし,発生要因を回避する運転方式を開発した。 本研究成果は,米国やドイツにおける同様の研究の契機になるとともに,国際熱核融合実験炉においてもNTMの発生を回避する方法として採用が検討されており,NTM不安定性制御の進展に貢献することが期待される。

主要論文
  • 「Achievement of High Fusion Triple Product, Steady State Sustainment and Real-time NTM Stabilization in High βp ELMy H-mode Discharges in JT-60U」 Nuclear Fusion誌,p1272-1278,2003年10月発表
  • 「Long Sustainment of Quasi-steady-State High βp H-mode Discharges in JT-60U」 Nuclear Fusion誌,p761-768,2001年6月発表  

*「若手科学者賞」:「萌芽的な研究,独創的視点に立った研究等,高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績を挙げた若手研究者個人」が表彰対象となっています。


文部科学賞:平成17年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について


平成17年度科学技術分野の科学技術賞(科学技術分野の文部科学大臣表彰)を三間圀興氏(阪大)他が受賞されました(2005年4月20日)



(左から 北川,田中,乗松,兒玉,三間)

業績名:「高速点火レーザー核融合の原理実証の研究」

受賞者:三間圀興,兒玉了祐,乗松孝好,北川米喜(大阪大学レーザーエネルギー学研究センター)田中和夫(大阪大学大学院工学研究科・レーザーエネルギー学研究センター(兼))

業 績

平成17年度科学技術分野の文部科学大臣表彰において科学技術分野の振興発展に顕著な貢献であったと認められ標記表彰を受けました。これは,プラズマ核融合学会及び,大阪大学からの推薦によりノミネートされたものです。高速点火は,爆縮用レーザーと加熱用レーザーを分離独立させて,爆縮させた降雨密度燃料プラズマコアに,外部から加熱用超高強度レーザーを瞬時に注入して核融合点火に至らしめるというものです。この有効性を検証する実験を大阪大学のレーザーシステムを用い実施し,爆縮だけから発生する核融合中性子が104個であったのに対し,高速点火方式で外部からさらに600ジュールの加熱用レーザーを注入加熱したことにより,107個に増加(1000倍増)させることに成功しました。結果は,Nature 418, 933 (2002),Physics of Plasmas 10, 925 (2003)等に掲載されました。またこの結果が起点となり,レーザー核融合研究など高エネルギー密度研究を実施するリヴァモア国立研究所,サンディア国立研究所,ネバダ大学,テキサス大学,ロチェスター大学(以上米国),ラザフォード研究所(英国),CEA研究所(フランス)などにおいて,ペタワット(=1015 W)級で数ジュールから数百ジュールを供給できる大型超高強度レーザーの建設を後押し加速しました。


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