21世紀に入り,情報通信,材料,環境,エネルギー,宇宙など多くの科学技術分野で,つぎつぎにプラズマ応用の花が咲きつつあります。それぞれ数十年にわたる研究の成果です。 本書は,これら広範な分野に応用されているプラズマの生成と診断について網羅した初めての成書です。50人近い第一線で活躍している研究者によって執筆されました。 本書の前半では,さまざまなプラズマ生成と診断に共通する基礎的考え方が述べられており,学部・大学院における教科書として,また,後半では,実際のプラズマ応用について記述されており,研究開発の現場においてハンドブッグ的にも利用できます。さらに,これから発展が期待される最先端のプラズマに関しても記述されています。本書は,これからプラズマ応用をめざす方々に確かな一本の道を指し示してくれるものと確信します。
■主要目次 プラズマとは/プラズマ生成の原理/プラズマ生成のための要素技術/プラズマ診断/材料プロセス用プラズマ/エネルギー・環境工学へのプラズマ応用/新しい物理領域のプラズマ ■出版編集委員会(所属は委員会発足当時のものによる)
委員長 犬竹正明(東北大学教授) ■お求めは事務局まで |